ヤブクグリの木造建築ビル
田島山業の原木を使って建てられた中高層木造ハイブリッドの建築ビルが、2019年2月に仙台市内に施工完了となりました。直交集成材(CLT)を床材として使用した、日本初の高層(10階建て)の建築物として、注目を浴びた事例は、のちに、 ウッドデザイン賞2019 最優秀賞(農林水産大臣賞)に選出されました。
この集合住宅が建設されるにあたり、三菱地所が建築主となり、竹中工務店が数年来もの田島山業との勉強会の末、再造林コストも踏まえて田島山業の原木を使用し、山佐木材にて加工されました。
施工主:竹中工務店 松崎さんより
竹中工務店 松崎裕之 木造・木質建築推進本部長は、「日本での木材使用はほとんどが一般住宅。世界的には高層建築への導入が進んでいる。都市に木造建築を増やしていくことで、林業や地方の活性化につなげたい」と意気込みを語ってくださいました。
木造ハイブリッド建築に使われた原木の伐採跡地には、全国の竹中工務店のみなさんが集まって、記念植樹をし、今後の木材の需要拡大に向けて、協力していくことを確認しました。
皆さんがお住まいのお家やマンションに使われた木は、どこから来たものなのか、それを知って、その森に訪れることもできるのです。そのようなライフスタイルに共感いただけた方、ぜひしてみませんか?
制作年:2019年 施工主:株式会社竹中工務店 建築主:三菱地所株式会社 木材加工:山佐株式会社
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