7月20日(月)に配信した令和2年7月豪雨 災害状況のご報告➀ 林道編に続き、 県や地元の建設業の方々にお力添えを頂きドローンにて空撮した一部の山林と、山間部における19カ所もの林道の被害状況をまとめましたのでご報告いたします。
現時点で、弊社林道全35本の内、12本もの林道が被害調査済で、その中で8本が何かしらの被害が発生しています。依然として、雨は続いており、それよりも奥にある林道や山林に入れる状況ではございません。今後も、被害状況が明らかになってくるかと思いますが、引き続き、専門家の皆様のお力添えもいただきながら、被害の全容把握と災害に強い森林づくりに向けて、今後の対策を講じてまいる所存です。
今回の被害の主な原因は、想定以上の水量が出たために、小さな土石流が発生し、ヒューム管などの排水施設をせき止め、破壊してしまい、道の決壊に繋がったのではないかと見ています。ドローン空撮により確認できている範囲内では、今のところ、倒木している箇所を見受けられません。一方で地滑りが多く発生しており、今後の対策の1つとして、水の捌け口が重要となってくるのではないかと推測しています。
代表取締役 田島信太郎は次のようにコメントしています。
『大分県日田市中津江村には主要道路が3本(国道、県道、市道)あり日田市中心部へ向かっていますが、豪雨でそのすべてが当社近辺で崩落。そのため森に近づくことすらできません。そこで今回は市内の河津建設㈱様からドローンをお借りし、被害状況を確認しました。但しドローンの飛行可能半径は500メートルですから、各作業用道路の「入り口部分」だけを確認したに過ぎません。また、路面の陥没や、小さな渓流の崩壊等は実際に行ってみないと確認できません。ところが主要道路がすべて不通で大型車が通行できず、土木用の重機も搬入できませんから、3週間経った今も被害調査も復旧作業も進んでいません。23日に原田市長はじめ市、県の皆様が当地を訪れ説明会がありましたが、「主要3道路の復旧はいつになるかわからない」との事で、地元住民一同呆然としています。過疎化老齢化に苦しむ当地にとって何よりスピードが大切で、国、県、市当局の素早い取組みを切に願います。』
大分県日田市中津江村 山間部における被害状況
合わせて、田島山業株式会社(代表取締役 田島信太郎)は、おかげ様をもちまして、全てのライフライン(電気・水道・電話回線)が復旧し、チェーンソー防護服 SIP Protection®の発送業務も再開させていただくこととなりました。関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、誠に申し訳ございませんでした。そのような中、お一人お一人からたくさんの励ましのお言葉を頂戴いたしましたこと、心より御礼申し上げます。
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